大分からの読書会からのお知らせです。
あけましておめでとうございます。昨年は、31日まで仕事をしておりました、
休みになるとなぜか体調が悪くなります。しかし、午後伏せっていると、元気になりました。
人間の体は、不思議ですね。明日から芹沢作品を読みます。
早速、大分からの案内です。
芹沢文学読書会
案内通信
No. 8 7
2010年12月29日 (平成22年〉
12月便り 一歳末にスイスの友へ便り書く一一一一一
芹沢文学の愛読者でもあるスイスの松林さんへは、年一回の便りを今年も書いて送りました。松林さんはスイスの女性ハイディ(アルプスの少女ハイディと同名〉と結婚し、トイフォンで三人の娘さんを育てました。今では、娘さん達は、それぞれに自立しています。松林さん家族はクリスチャンですので、クリスマスカードとして歳末に便りを毎年お送りして来ました。最近は年に一度の便りになっています。土曜・日曜日の夕方に、NHKラジオで「地球ラジオJという番組が放送されていて、松林さんが度々メールを寄せます。rスイスの松林さんから・・・jと紹介されます。ですから、松林さんと御家族の近況を知ることが出来ているのです。新年にはカラー写真がはめ込まれた詳しい、お便りが届きます。毎年の正月の楽しみです。
前回は、長編小説『一つの世界』を読み語りました。『サムライの末裔』として仏訳された作品ですが、広島の原爆の惨状を書いたものとして、芹沢文学の代表作の一つです。井伏鱒二作『黒い雨』と同じくらいに原爆文学として評価されるべき傑作であると思います。部分的に英訳されていますが、完訳されて世界の人々に読まれることを念願しています。次回は随筆を読み語ります。読書会の後に新年会を行いたいと思います。どうぞ都合を付けまして、是非読書会にお出掛け下さい。
第87回・芹沢文学読書会
①日時:1月9日(日)(*奇数月の第2日曜日です〕
②会場:大分県立図書館研修室No4 10:00~12:00AM
③内容:(1)芹沢光治良先生のお話(カセットテープ) 1 0 : 00 ~10 : 20
平成2年1月20日の芹沢文学愛好会での芹沢光治良先生の講話「新年に思うこ と」の最後を聴きます。*これは、以前に聴いたことがあるものです。芹沢光 治良氏93歳の正月、愛好会の講話として語られたものです。
(2)芹沢文学読書会 10:20 ~12:00 担当 司会小串信正
0テキスト;随筆「イエスの誕生について」
初出:掲載の雑誌は不明。昭和2 3年末に書いたもの。
初刊:『幸福への招待ー若き人々のために一』に採録されて昭和28年6月30日、要書房から発行された。「親と子の問題Jに収録。
再録:芹沢光治良文学館11エッセイ文学と人生』平成9年6月10日新潮社発行。
477 ~484頁。
*部分的には読みますが、予め読める方は通して読んで来て下さい。
( 3)新年会 13:00-----会場は未定予算は約2000円希望者のみ参加
*平成23年の新年を祝い、懇話の時を持ちたいと思います。
=次回は、奇数月の第2日曜日の3月13日(日)の予定です。=
◎同封資料:随筆「文芸部委員の憶い出J芹沢光治良『向陵』(一高百年記念)
昭和四十九年十月三十一日一高同窓会発行。53-----54頁。
*一高の百周年記念誌に、 19 7 4年7月にジュネーブで文芸部委員の頃の思い出を書き、寄稿した随筆です。
芹沢文学・大分友の会
会報No.86 2 0 1 0(平成22)年 1 2月2 9日
文責小串信正
第8 6回・芹沢文学愛読者の会の報告
11月14日(日〉の午前10時から県立図書館の研修室No. 1で第86回の「芹沢文学読書会jを聞きました。芹沢光治良先生の講演録音テープは、平成2年1月20日の芹沢文学愛好会での芹沢光治良先生の講話「新年に思うこと」の続きを聴きました。
平成2 1年度の会計報告などをしました。会員が中々増えず、読書会も活気が無くなっていることを反省。会の運営としては、多くの寄付に支えられています。
今回は、長編小説『一つの世界一サムライの末喬一』を読み語りました。この長編小説は、昭和27年10月~28年10月に雑誌<婦人公論>に連載され、昭和29年5月25日に中央公論社から単行本で出版されました。この長編小説は、『巴里に死す』に.続いて仏訳出版するものとして、自覚して創作したものです。アメリカが投下した広島原爆の惨状を描写して世界に公表したものです。雑誌連載と平行して青木和子夫人が仏訳し、ピエラール氏が校訂をして1955年6月1日にロベル.・ラフォン社から出版されました。仏訳の題は『サムライの終り』となりました。青木和子夫人は、大胆に仏訳したので、その仏訳を踏まえて様々に改稿しました。それは、『サムライの末商』(角川小説新書〉と題して角川書房から昭和30年8月20日に発行されました。しかし、昭和32年5月20日に宝文館から発行された芹沢光治良自選作品集むには、『一つの世界一文はサムライの末葡』と題して、中央公論杜版の最初の原文を収録しているのです。のちに、昭和49年7月15日に新潮社から発行された「芹澤光治良作品集第四巻Jには、『サムライの末裔』と題して角川版の改稿を収録しました。平成8年8月10日新潮社発行の代表作品集の「芹沢光治良文学館6 Jには、本文は作品集のものを収録しましたが、題は『一つの世界一サムライの末喬』とされました。
これが最終版ですから、これからは正式には『一つの世界一サムライの末育』が題で、本文は仏訳を踏まえた改稿のものとすべきです。芹沢文学の代表作のーっとして、もっと高く評価されるべきだと思います。良い年をお迎え下さい。お出掛け下さい。
大平成2 1年度芹沢文学・大分友の会会計報告の打ち間違い
前号の会報に、平成2 1年度の会計報告を掲載しましたが、私のワープロの打ち間違いがありました。決算は80825円ではなく、8 0 8 2円です。訂正をしお詫び申し上げます。どうか、改めまして御了承下さい。
平成2 2年度の年会費の導入をお願いします。
新年度の年会費がまだ未納の方は、前に同封しました払込用紙にて、郵便振替で年会費120 0円を納入して下さい。次回の読書会に来れる方は、会費を持参されても構いません。自主的な寄付も受け入れます。尚、退会される方は、はがき等にて御一報下さい。 新しい会員をお誘い下さい。
<芹沢文学案内No.48>芹沢光治良とキリスト教
作家・芹沢光治良氏は、天理教に育てられました。両親は財産を寄進して、家を出て天理教の布教師になりました。光治良は祖父母のもとに残されましたが、父母に捨てられたと傷つきます。しかし、祖母や叔母などの天理教信仰の中に育ちます。中学で天理教に疑問を持ち、一高時代に天理教から脱出します。学友からキリスト教を知らされ、パリ留学や結核闘病でカトリックの信仰を知ります。戦中に、天理教の中山みきやキリスト教のイエスを研究します。戦後に阿部光子氏などを通してプロテスタントも知ります。天才的な科学者ジャックから「大自然の神」を学び、最晩年に「神の書」「天の書」の連作で、神について説きました。天理教教祖中山みきの伝記小説『教祖様』は、キリスト教的に書かれています。ローマ法王に個人謁見し、カトリックに一番共感していましたが、信者には成りませんでした。宗教的自由人と言えます。