(管理人より)
今年もいろいろな方にお世話になり、お世話になっています。本当に感謝する一年でした。月例会で教わった「トイレ掃除」は、まだ続いています!今年は、新型インフルエンザが流行しました。「人間の運命」では、森次郎の親友を死に至らしめた「スペインかぜ」の再来などと恐怖心を持ちました。内科医の友だちも、人類が経験していない型だからある程度犠牲者が出るとも言われました。
しかし、科学的な説明を受け、手洗いとうがいの必要性を十分理解でき、手洗い用の製品が売り切れもなく、まめに手に入り、徹底出来て、多数者が罹患したり、重傷化するということは、ありませんでした。実際、70人を超える私の部活では、99円の消毒剤で、活動停止まで至らず、最高3人の罹患患者が出ただけでした。
来年も当然インフルエンザ対策を取りますが、改めて科学・技術に頼っていきたいと思います。来年もよろしくお願いします。
芹沢文学読書会
案内通信No81
2009年12月20日
(平成21年)
12月便り 年の瀬や アロエの花が 咲きにけり
師走になり、何かとお忙しい日々と思います。 お元気にお過ごしのことと思います。早いもので、今年も終わります。今年は、世界的な同時不況の中、日本では画期的な「政権交代」が行われ、民主党・社民党・国民新党の連立政権が生まれました。この三ヶ月に様々な革新的な試行が行われています。マニフェストで約束したものも全てやろうと95兆円もの予算が組まれています。税収は36兆円しか望めないとかで、国債で借金しての予算案が進められています。新規国債は44兆円に抑えようとしていますが、収入よりも借入の方が多いという異常事態です。既に600兆円もの借金国債があるのですから、これからの日本が心配されます。
前回の会報に、次回の芹沢文学読書会の予定を1月8日と書きましたが、これは間準いです。下の案内のように1月10旧(日)に行なわれますので御了解下さい。奇数月の第2日曜日です。恒例になりましたが、正月ですので、読書会のあとに「新年会」を持ちたいと思います。年に一度の会食の機会ですので、奮って御参加下さい。昼食をとりながら懇話の時を楽しみたいと思います。参加は希望者のみです。
今回は、短編小説「夢のかよいじ」を読み語り、その後に、芹沢文学で最近読んだ作品・一番好きな作品について順番にお話をしていただこうと思います。
芹沢文学読書会も80回を重ねて来ましたが、これからも細々とですが着実に継続していさたい思います。新しい会員も歓迎します。どうぞ、お誘い下さい。
第81回・芹沢文学読書会
①日時;1月10日(日)〔*原則的には奇数月の第2日曜日〕
②会場;大分県立図書館 研修室No4 10:00~12:00AM
③内容;〔1〕芹沢光治良先生のお話(カセットテープ)10:00~10:20
1977年11月5日に沼津市我入道の芹沢文学館で行われた文芸講演会「一本 のたんぽぽ」芹沢光治良先生のお話。*前回の続きを聴きます。
〔2〕芹沢文学読書会 10:20~12:00 担当・司会 小串信正
○テキスト;短縞小説-「夢のかよいじ」
初出;昭和16年7月号雑誌<むらさき>に発表。*日米開戦の前の作品。
_▼初刊;昭和16年9月6日博文館発行の短編集『魚眼』に収録された。
再版;『芹沢光治良文学舘9』平成9年2月10日新潮社発行に採録。
389-395〕5貢。19歳の千鶴子が兄勝美に語りかけるように書かれた小品。
父母への思い等。会でも部分的には読みますが、家で読んで来て下さい。
○フリートーク;「芹沢文学 最近読んだ作品・一番好きな作品」
〔3〕新年会 会場は未定。予算は約2000円。懇話の時を持ちます。
13:00~ =次回は、3月14日(日)の予定です。= ;
◎同封資料;書評『僕の初旅、世界一周』(ジャン・コクトオ著 堀口大学訳)芹沢光治良。昭和12年7月1日文芸春秋社発行の雑誌<文学界>に発表158-159貫。
フランスの作家の世界一周旅行記で、東京で応対したことなど。*コピー不良。
芹沢文学・大分友の会 *問合わせなどは土・日・月曜日に。
連絡先:メールして下さい。
郵便振替口座01970-5-16072/芹沢文学・大分友の会
芹沢文学・大分友の会
会報No80
ふじ
2009(平成21)年12月20日
文責 小串信正
☆第80回・芹沢文学読書会の報告 ♯♭J&
11月8日(日)の午前10時から県立図書館の研修室No4で第80回の「芹沢文学読書
会」を開さました。芹沢光治良の講演録音テープは、1977(昭和52)年11月5日に沼津市我入道の芹沢文学館で行われた文芸講演会「一本のたんぽぼ」の続きを聴さました。同人誌<たんぽぼ>を先輩市河彦太郎や後輩北川三郎等と刊行。江原素六。l沼津兵学校のこと。江原門下の岡野喜大郎や市河彦造?古河彦太郎は、才色兼備て外交官になり、赴任国の図書館に「タンポポ文庫」を寄贈した。欠けたところが無いのが不幸で、たんぼぽと言うより蘭の花のように華やかな生涯であった。戦後、郷里の選挙応援演説の会場で急死したとのこと。このテープは次回も聴く予定です。
森高さんのホームページのこと、沼津市芹沢光治良記念館のことなどが話題になりました。読書会はテキストとしては『芹沢光治良文学館9』を使い、短編小説「眠られぬ夜」を読み語りました。日中戦争に、召集令状で出征した大津順一は戦病死しますか、お母さんから便りと順一の戦場体験の回想記が書かれたノートが送られて来ます。それがこの作品です。「一」~「四」で構成され、後半は日記風になります。輜重特務兵ですが、戦場の体験が生々しく書かれています。この短編小説は昭和14年6月号の雑誌<文芸>に発表されました。そして、昭和14年9月25日発行の短編集『眠られぬ夜』に収録されました。総題に使われているように、優れた作品の一つです。
次回は、短編小説「夢のかよいじ」を読み語りたいと思います。短い作品なので、このあとにフリートークとして「芹沢文学 最近読んだ作品・一番好きな作品」を順番に話してもらうつもりです。出来本さんが久し振りに来て、読書会に参加してくれましたことを嬉しく思います。御無沙汰の方も、ニヶ月に一回ですので、郁合をつけてお出かけ下さい。参加出来なかった方も、自宅で同作品を読むことをお勧めします。
◎平成22(2010、)年度の「新年会」を行し、ます =自主参加=
1月10日(日)の「芹沢文学読書会」のあと、「新年会」を行う予定です。会場は決めていませんが、適当な会場で昼食を共にしながら懇話の時を持ちたいと思います。
参加は自由です。会費は約2000円ぐらいを考えています。普段の読書会には参加しな
い方でも、正月の「新年会」だけ参加される方も歓迎いたします。お出掛け下さい。
☆平成21年度の年会費の納入をお願します。
新年度の会費が未納の方は、年会費1200円を読書会に持参下さい。会に参加出来ない方は、既同封の振替・払込取扱要で納入して下さい。寄付は自主的なものですが受け入れます。どうぞ、よろしくお願いします。退会の方は、御一報下さい。
☆<芹沢文学案内No44:>芹沢光治良とフランス文学
芹沢光治良氏は、一高に入学してからフランス語を学び始めました。フランス語の教授石川剛先生から、メリメの作品を共訳しようと求められたように、フランス語に堪能でした。農商務省の官吏を辞めて、フランスのソルポンヌ大学でデュルケーム学派の社会学(経済学)を学びます。同宿のアカデェミーシアンのベレソール氏からバルザックなどのフランス文学を紹介され、結核闘病の間に、作家になるためにフランス文学の主要な作品を読破しました。スタンダールやジッド、そしてローラン、ブルースト、デュ・ガール、デエアメル、ロマンなどの「フランス大河小説派」の流れを受けて、太平洋戦争のあと、大河小説『人間の運命』(全16巻)を書き上げました。
ですから、芹沢光治良という作家はフランス文学に育てられ、大成したのです。『巴
里に死す』『サムライの末裔』『アイダ夫人』はフランス語に翻訳されましたが、い
つの日か、大河小説『人間の運命』もフランス語訳されることを念願しています。