芹沢文学読書会
案内通信
No79
2009年8月31日
(平成21年)
8月便り 一朝顔に 元気をもらい…… 出勤す-
梅雨が長く続き台風などもあって、夏の日照時間が少なく野菜の成長や稲作などが心配されましたが、やっと暑い夏となりました。残暑はまだまだ続きそうですが、お元気にお過ごしのことと思います。今年の夏は、衆議院の総選挙があり、自公政権から民主党中心の新しい政権へと「政権交代」が実現しました。これは政治的に
は大きな変革と言えます。民主覚が圧倒的に勝利したのですが、まず大掃除をして、情報公開と行政改革を進め、保守政権では出来なかった諸変革を実行してもらいたいと思います。停滞している日本経済も活性化して欲しいと期待しています。
前回で、「芹沢文学読書会」が13年間続きましたが、この期に合わせて、実に感嘆すべきことがありました。芹沢文学愛好会のホームページに紹介してもらっている大分の「芹沢文学読書会」のことを見た沖縄の伊仲誠保氏から連絡があり、案内を送ったのですが、7月の読書会にわざわざ飛行機で来て湯布院に一泊し参加いただいたのです。これは大変なことで、皆さんで歓迎しました。自己紹介もしていただきましたが、最晩年の連作から入り、大河小説『人間の運命』も読んでいるとのこと。テキストの『評伝 芹沢光治良』を読み語りましたが、読書会のあと県立図書館の喫茶店で昼食を共にしました。この13年間で一番の出会いでした。
芹沢文学読書会は、細々とですが14年目の歩みを重ねて行きたいと思います。都合をつけて御参加下さい。新しい方も歓迎したいと思います。お誘い下さい。
第79回・芹沢文学読書会
①日時;9月13 日 日 〔*原則的には、奇数月の第2日曜日〕
②会場;大分県立図書館 研修室No4 10:00~12:00AM
③内容;〔1〕芹沢光治良先生のお話(カセットテープ)10:00~10:20
1977年11月5日に沼津市我入道の芹沢文学館で行われた文芸講演会
「一本のたんぽぽ」芹沢光治良先生のお話。*以前に一度聴いたもの。
〔2〕芹沢文学読書会 10:20~12:00 担当・司会 小串信正
○テキスト;短編小説「都会の人」 *別荘番の子太郎、犬のジョンが 将軍の三令嬢に貰われ、捨てられた。都会人の身勝手な冷酷さ。
初出;昭和13年10月号<文学界>に発表。
初刊;昭和14年9月25日実業之日本社発行『眠られぬ夜』に発表された
再版;『芹沢光治良文学舘9』平成9年2月10日新潮社発行に採録。
読書会でも部分的には読みますが、家で読んで来て下さい。*このテ
キストは、書店から新潮社に注文すれば入手出来ると思います。
=次回は、11月8日(原則的には奇数月の第2日曜日)の予定です。=
◎同封資料;①随筆「洋菓子」芹沢光治良 昭和18年6月10日双雅房発行『甘味』
に収録された。234~236貢。一高の受験で上京した日に、初めて洋菓子を食へ、コーヒーを飲んだこと。パリ留学中に洋菓子を食ペた体験も書かれています。昭和14年7月に書いたもので、この単行本に再録されたようです。Kは誰か?
芹沢文学・大分友の会 *問合わせなどは土・日曜日に
連絡先:メールして下さい。
郵便振替口座01970十16072/芹沢文学・大分友の会
芹沢文学・大分友の会
会 報 No78
ふ じ
2009(平成21)年 8月31日
文 責 小 串 信 正
☆第78回・芹沢文学読書会の報告 #♭J&
7月12日(日)の午前10時から第78回の「芹沢文学読書会」を県立図書館の研修室
No4で開きました。芹沢文学に関する録音テープは、1982(昭和57)年11月21日に東中野地域センターで行われた芹沢文学愛好会の文芸講演会「神について」芹沢光治良先生のお話の最後を聴きました。最晩年の連作、ジャック・シャルマンの説いた「大自然の神」などについてお話で、途中で録音が切れているもので申し訳なく思いますが、このテープはこれで終わりとします。
芹沢文学愛好会のホームページに、各地の読書会の一つとして、大分の芹沢文学読書会が紹介されています。これを見た沖縄の伊仲誠保さんから連賂があり、案内をお送りしましたら、今回わざわざ飛行機に乗り湯布院に一泊して、この読書会に御参加いただきました。大いに歓迎したいと、「芹沢文学読書会」の掲示幕を新しく作成しました。伊伸さんに自己紹介をしていただき、今回も『評伝 芹沢光治良』(勝呂奏者、翰林書房発行)を一緒に読み語りました。第十七草『芹澤光治良作品集』の頃、第十八章妻の死・<神>との出会い、第十九章<神>との日々、第二十章作家の死などについて、重点的に確認などをしました。この『評伝 芹沢光治良』は、編年的に生涯と創作が論述されているので、芹沢文学の入門書であり概論書ともなっているので、これからも繰り返し読むことをお勧めしました。芹沢光治良の神と信仰についての論議もしました。伊伸さんには、芹沢文学・大分友の会に入会いただきました。
読書会のあと、伊伸さんを歓迎するために、図書館の喫茶店で昼食を一緒にしよう
ということになりました。伊伸さんは、芹沢文子さんの講演会で、最晩年の連作を知
り、まず神シリーズを読み、いま大河小説『人間の運命』を読んでいるとのこと。新
潮文庫の『人間の運命』の第一・二冊が手に入らず、愛蔵版の『人間の運命』(全7
冊)を取り寄せて読んだとのこと。これから、諸作品を読んでいかれることを期待し
たいと思います。それにしても、芹沢文学読書会を13年間続けてきて、このような出
会いもあるのだと、感慨深いものがありました。芹沢文学読書会に沖縄から(隔月ですが)毎回参加することは無理ですが、年に何回かお会い出釆ますことを楽しみにしたいと思います。 次回は短編小説「都会の人」を読み語りたいと思います。
☆新年度になりますが、会計報告ま次号で行います ◇▽
都合で、平成20年度の会計報告の集計が出来ませんでしたので、次回に報告します。
☆<芹沢文学案内No42>芹沢文学研究会の会報『芹沢文学』(創刊第1号)
芹沢文学館・東京友の会の月例会は、最初は「芹沢文学研究会」として始められました。しかし、研究会でなく読書会だという意見があり、「芹沢文学愛好会」となりました。代表を鈴木春雄氏に引継ぎ、私(小串)は大分(国東)にUターンしました。
しかし、芹沢文学の学術的研究の必要性を感じ、「芹沢文学研究会」を再開しました。
この芹沢文学研究会は、定期的な研究例会も総会も持てていません。四季報としての会報に同封資料を添えて郵送をするだけの会ですが、会誌を不定期的に刊行したいと思っています。これまで『芹沢文学=研究と批評=』の創刊第1号を平成7(1995)年8月に刊行しました。芹沢光治良先生が、平成5(1993)年3月23日に逝去されましたが、その追悼号として没後2年(3回忌)にやっと刊行しました。芹沢先生逝去の新聞報道や追悼詩歌・追悼文などの追悼特集、「芹沢文学と私」の特集No2、評論「神の書」の連作、「芹沢光治良・生活事項年譜」、小論「処女作から出世作へ」、処女作「失恋者の手紙」のコピー、芹沢文学・資料などが収録されています。手作りのコピー雑誌ですが、内容は充実しています。部数が少ないので、入手出来ませんが(在庫がありませんが)、105頁の貴重な雑誌と言えます。第2号が未刊行です。