翰林書房 電話 03-3294-0588
本日の芹沢光治良文学愛好会の読書会は、桜美林大学准教授勝呂奏(すぐる すすむ)氏の「評伝 芹沢光治良」 をテキストに取り上げます。
小説に虚構性があることは、常識です。太宰治等についてそれは、論じられた感が、あります。しかし、読者としては、 作中人物が現実にどんな人物をモデルにしたか、現実の事件や政治がどのように、作中人物に影響を与えたかなど興味を持ってしまうのは、 しかたがないことです。
作品と事実の虚構性の違いを読み取ることによって、作家芹沢光治良がその作品で考えていたことに気がつくこともあると思いますが、 作家の生き方について語り、その文学に描かれた精神を見せてくれるこの勝呂先生の著作は、 芹沢光治良の評論する一つの金字塔であると思います。
作品の中にある事実関係を明らかにするという検証も大切なことですが、芹沢先生が幼児から亡くなるまでの間にどのように生きて、 どのような作品を書いたかという視点は、文学を読むものにとって大切なことだと改めて考えました。
本日、13:00より 東中野地域センター 洋室1・2 三越マンション
東京都中野区東中野4-25-5-101 で 例会が開催されます。
どのような意見が出るか、楽しみです。