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芹沢好治良が読んだ本2

 芹沢先生が1910(明治43)年に沼津中学校(現在沼津東高校)に入学しました。この年、 皇太子殿下(大正天皇) の沼中への行啓を記念し、行啓記念館を建設しました。その中に図書館がありました。放課後一時間だけの開館。少ない蔵書で、 ほとんどが修養書の中で、厚い『グラッドストーンの伝記』の翻訳を読んだのが忘れられないそうです。 明治43年頃の 『グラッドストーンの伝記』は、『グラッドストーン伝(徳富健次郎訳編) 民友社 明25再版 か、『グラッドストン伝』 (守屋貫教松本雲舟) 昭倫社 明44 です。おそらく明倫社の方ではないかと思います。1945(昭和20) 太平洋戦争末期の沼津空襲により行啓記念館焼失しましたが、ただし蔵書の6割は「疎開」で無事だったそうです。 もし残っていたら貴重なものですね。

グラッドストーンという人は、 19世紀イギリスの典型的な議会政治家で、農業労働者と鉱山労働者に選挙権を与えることに尽力し、 また、アイルランドに対しては、アイルランド農民に公平な地代と小作権の保証を与え、アイルランドとイギリスの合併令の不公平なこと、 その前後におけるイギリス政治家の失策について憤慨していたそうです。

 明治期日本の政党政治家には、自由主義の理想を追求する政治家として人気がありました。

 

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2008年05月15日 15:12に投稿されたエントリーのページです。

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